こんにちは、カスミです。
新元号【令和】がはじまりましたね~。
大人になると、環境があまり変わらないので
「心機一転」って、
意識したり努力したりしないと難しいことが多くなりますね。
なので、
元号が新しくなるというイベントは新年を迎えること、
いやそれ以上に気持ちをリセットしてくれる良い機会だと思います。
令和の決意を強く意識する一日にします。
令和は平成よりも一層全力でいきます!
地域で子育てが必要な理由
子育てに関して、多くの活動をしていると、
いろいろなタイプの親御さんに出会います。
そこで、
「なんで、子育て活動してるの?」
「自分も子育て中なのに、大変じゃない?」
と、よく聞かれます。
そう、大変です。
・・・ほんとうに大変(笑)。
でも、 我が子のためを思うなら、
なおさら、しないといけないんです。
なぜなら・・・
- 成長した我が子を受け止めるのは地域
- 親の重荷を一緒に持ってくれるのも地域
- コミュニケーション方法を学ぶのも地域
だからです。
成長した我が子を受け止めるのは地域
子育てって、
自分の子どもだけが良ければいいの?
自分とその周りの子どもが良くなればいいの?
子どもみんなが良くなってほしいの?
このあたりに関しては、
親に限らず、オトナの考えは人それぞれ違います。
ですが、大切なことは、
人はひとりで生きてはいけない ということです。
子どもは、
幼い時は、親に守られていますが、
いずれは巣立ちます。
子どもが巣立った時、
住みにくいなと感じたり、
居心地が悪いなと思ったりする環境では
生活していけません。
極論、
周りの人や環境に馴染めないと、
たとえ、その子が「正しい」と言われることをしていても、
受け入れてもらえなかったり、
自分が「正しくない」というまさかの状況に陥ったりします。
そんなことにならないように、
子どもが巣立つ前に、
受け皿である社会を整えておくことが大切です。
そこで、『地域育て』が必要になります。
それは、
他でもない 親 の仕事です。
(・・・待っていても、お役所はやってくれません。)
自分の子どもであれば、
ある程度は親の思うように、教育ができます。
しかし、
他の子どもを教育することは、なかなか難しいので、
- まずは、親を育てる
- そして、地域を育てる
- そうすれば、地域の子どもも育っていく
という流れです。
大きくなった子どもが
きちんと生きていけるように、子どもを教育する、
はたまた、
その社会を整えるのは、大人の役割です。
親の重荷を一緒に持ってくれるのも地域
『地域で子育て』できるようにしていくことは、
整えるときは大変でも、
一度できあがってしまえば、
親代わりの地域のみなさんが、
親の私の目の届かないところで、
我が子を見守ってくれる・・・。
ありがたいことですよね。
あれ?
これって、何か気づきませんか?
そう!
近所の頑固おやじ!
おせっかいおばば!!(笑)。
私が小さい頃には、近所にいました。
とくに誰・・・ってワケではなくて、
過ぎたいたづらとか、
危険なコトをしていたら、
「それ、だめなんじゃないの?」
「おい、それやめとけ!」
って、苦言を呈してくれる通りすがりの人がいました。
もしかしたら、
彼らは、『地域で子育て』なんて、考えてなかったかもしれません。
ただ、
「黙って見過ごせんのじゃ!」
という心境だったのかもしれません(笑)。
ですが、 結果として、
我が子でない、地域の子どもに目を配り、
見守ってくれていました。
で、時々ちょっと口を出していたんです(笑)。
現代のパパやママは、そんな状況をどう感じるでしょうか。
イヤ!かな。
我が子にいろいろ言わないでほしい。かな。
その気持ちはわかります。
時として、その「お言葉」は、
その人のひとりよがりだったり、
逆に、余計な入れ知恵をされたりしますからね。
ですが、思い出してください。
あなた(親)の目の届かないところで、
他の大人が、あなたの子に目を向けてくれているのです。
親も一人の人間です。
子育て以外にやることもあるし、
自分のためにやりたいこともある。
四六時中、守ることができない親に代わって、
地域のオトナが、あなたの子を見てくれる。
見てくれる と言っても、
執拗に監視するのではなく、見守りです。
それが、
『地域愛』や『おもいやり』ではないでしょうか。
『地域で子育て』することは、
子どもの未来の環境を整えるだけでなく、
親としてのアナタの、負担も減らしてくれます。
核家族化が進行し、祖父母に頼れない育児。
子ども会やPTAなど、
昔ながらの地域の形もいまや軽薄になりつつあります。
そんな中で、子育てをするのは肩が凝りますよね。
そんな肩の重荷を、
少し軽くしてくれるのは、やっぱり「地域」なんです。
コミュニケーション方法を学ぶのも地域
先ほどもちょっと書きましたが、
最近は、
祖父母や親戚と関わる時間が少なくなっていますし、
地域環境の希薄化によって、
近所の人ともあまり話をしなくなっています。
兄弟の少ない家庭が増え、
遊びもゲームなどが多いため、
子ども達が言葉を発する機会というものが、
どんどん減ってきているのかなと思います。
近年、
高校や大学入試の出題傾向が変わってきていて、
『生きる力』
というものが求められてきています。
『生きる力』は、
人としての応用力や汎用性を磨くことによって、 身に付くものです。
机の上で育まれるものではないし、
ひとりで習得するものでもない。
日々の生活や習慣の中での気づきが
生きる力をアップさせるものだと思っています。
地域での交流は、
子ども自身がたくさんの人や言葉、しぐさに触れ、
自分の自由な取捨選択によって生活する場所です。
似た環境に、学校や幼稚園がありますが、
それらは、先生と同年代の友達の集まりなのに対して、
地域は、先生はおらず、年齢の幅は無限大!
みんなが同じことをしているわけではないので、
子どもには、
人を分析する力や 理解しようとする力、
自己判断をする力、などが身に付きます。
様々な人達と接することにより、
コミュニケーション能力は大幅にレベルアップします!
将来、巣立っていくであろう子どもの、
最初の『社会』が地域です。
その子を受け入れてくれる準備がある『社会』は、
子どもが成長するのに必須なステップというわけです。
さて。
最初に戻りますが、
「地域で子育てって必要なの?」の質問には、
・成長した我が子を受け止めるのは地域
・親の重荷を一緒に持ってくれるのも地域
・コミュニケーション方法を学ぶのも地域
以上の理由により、
断然YES!というのが、私の答えです。
近代技術の発展により、
機械化がすすみ、人間関係が希薄になりつつありますが、
人を育てるのは『人』です。
最後に頼れるのも『人』です。
家ではない、幼稚園でも学校でもない、
「地域」
を整えることによって、
よりよい未来に進んでいけると考えています。
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